前回の記事【発音が上手くできない原因とトレーニング1~3】はこちら
トレーニング4 さしすせそ たちつてと
苦手な音の練習に進みます。
基本的に①~③の順番で練習します。
例えば「た」の場合
①まずは、語尾に「た」がつく言葉の練習。
一番言いやすいそうです。
「うた」「いた」「さいた」「かいた」など。
先生の口をよく見たあと、必ず鏡で自分の口を見ながら大きな声でゆっくり発音しました。繰り返し練習するときれいに発音できるようになってきます。
②次に真ん中に「た」が入る言葉の練習。
「いたち」「こたつ」「やたい」「けいたい」など。
③最後に「た」から始まる言葉。
「たな」「たいこ」「たぬき」など。
娘の場合、今まで言えなかった「た行」が繰り返し練習することで不思議ときれいな発音ができるようになりました。しかしこの時点では「さ行」は、まだかきくけこに聞こえていました。
トレーニング5 らりるれろ
娘の場合、「ら・り・る・れ・ろ」が「あ・い・う・え・お」に聞こえます。
ら行は舌のスタート位置が上前歯の付け根付近です。そこから舌を勢いよく下げると同時に口をらの形に開ける。一番舌を動かす音なのかなと思います。
まずは舌の準備運動。
楊枝にボーロをさして娘の唇の外側に当てます。娘に鏡を見せながらボーロに届くように舌を動かしてもらいます。左右に動かしたり時計回り、反対回り。
この準備運動とっても大事です。
これをした時としていない時と、発音が全く違いました。
必ず舌の準備運動をしてから、ら行の練習にはいります。
ら行の練習。
「ら・り・る・れ・ろ」の前に「う」をつけます。
「うーーらー」「うーーりー」「うーーるー」「うーーれー」「うーーろー」
舌の感覚がつかめるようになったら、伸ばす部分を短くしていきます。
「うーら」「うーり」「うーる」「うーれ」「うーろ」
そして「らーらーらー」「りーりーりー」と同じ音を繰り返し練習していきました。
トレーニング6 はひふへほ
は行。
他の音と比べて「は行」は、息を多く吐きながら発音します。
娘は息を吐く量が少ないため「あいうえお」になっていました。
そこで息をたくさん吐く練習としてストローを使いました。
軽い玉を吹いて転がす、お風呂でぶくぶくさせるなど。
次に「まーふーー」「やーふーー」と最後の音の「ふ」だけ声を出さずに息だけ吐く練習をしました。繰り返しやると感覚がつかめてきます。そして声も出していきます。
ここまできたら、「トレーニングその3」で紹介した様に
①最後にふがつく言葉の練習 「とうふ」
②真ん中にふがつく言葉の練習 「なふだ」
③初めにふがつく言葉の練習 「ふきん」
の順で鏡を見ながら練習していきました。
は行は、言えるまで結構時間がかかりましたが、きれいに発音できるようになりました(*^_^*)
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